4月2日
久しぶりにテレビでゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会を聴きました。
いつものNHK交響楽団の時間なのですが、今晩はゲヴァントハウスの演奏会のみの放送。
私は旧東ドイツのこのオーケストラの響きが好きでした。
ソ連崩壊後、旧東ドイツ、ソ連のオーケストラは資金難、人材流出などの問題が起きていると聞いていました。実際、1991年頃にモスクワ交響楽団の演奏会を東京で聴いたとき、期待していた音ではなかったのでがっかりしたことを覚えています。
東西ドイツは統一され当時の混乱はなくなったので、昔の重厚な音を期待していたのですが、ちょっとあてがはずれました。昔聴いたハーモニーとは違うような(?)気がしたからです。
オーケストラの響きとしては、ゲヴァントハウスとライプツイヒが好きだったのですが、もう聴けないのかなーと残念です。私は音程感がそろっていて溶けるようなハーモニーが好きなのですが、そういうハーモニーを出せるオーケストラや室内合奏団は少ないと思います。
微妙な音感の違いは、どうも育った環境も影響するらしく、同じ国で育った同じ人種のそろったアンサンブルの方が美しいと感じるのですが。。。
クラシック音楽にグローバル化は要らないのかもしれないと思ってしまうのはまずいか。。。。