6月24日

 今日授業が終わった後、生徒の一人だけにプログラムの説明をしていたら、結局40分もかかってしまいました。
 私は非常勤講師なので、クラス全体の補講は認められていても、一人だけ教えることはしないようにと言われています。(遅れたり、わからないことは担任が面倒をみることになっています。)
 この生徒春からのPHPの授業にまったくついて来ていないのは、わかっていました。1年のときのJavaScriptと違って、動作環境が複雑なためと、作成するファイルが複数あるためです。
 しかし、この日の朝説明した内容を午後まったく覚えていないのには、私の方がショック。
 ボードに書いたプログラムのサンプルはたった3行。

 <?php
$a = $b; // <--- ここがエラーの原因
?>
 
 エラーになる例を書いたのですが、
 この事例を2年生で説明していること自体が情けない。
 プログラミングの初めての授業で説明する内容だからです。

 生徒が脳性まひの後遺症のため車椅子使用。さらに指も硬直してしまっているので、お母さんがいつも付き添っています。本人の理解力というよりも、お母さんの理解能力を超えた内容になってしまったため、ノートがとれないことが原因だと思います。
 聞いてぱっと理解できないのに、ノートがとれない生徒の対策は学校が入学時にどうするか決めておくべき問題だと思います。特に、入学してみてから発覚する問題ではなく、最初から予想できる問題ですから。
 私としては授業終了後に説明するほうが他の生徒の足をひっぱらないので有難いのですが、彼だけ特別に指導することは問題になるため、頭の痛い問題です。