1月29日

 我家の猫の目が見えなくなりはじめてから1年半。どうなるか心配していましたが、慎重な性格も幸いしてか、家の中で暮らす分にはそれほど支障は出ていません。
 視力検査をしたわけではないのですが、光の影くらいはわかるらしい。
 目の前にテニスボールをおいてみてもわからないので、視力はほとんどないらしい。
 前にあるものは、ひげで察知。段差のあるところは、足をかけてみて、足場をまず確保。それから動きます。
 どうも、どこに物があるか覚えている様子。
 食事用の皿をのせる台にいちどぶつかったら、手前からそろそろと鼻をひくひくしながら皿の位置を探すようになりました。ちょうど、皿をのせる台の高さが猫の顔の位置よりもちょっと低く、猫のひげではわからないのです。
 問題はどうやって布団にもぐりこむか?
 だまってみていたら、布団の位置から枕のある位置をみつけ、枕の右端にすわり、私の右肩のあたりから布団にはいろうとします。
 猫がきたら、かけ布団を持ち上げて猫がはいれるようにしてやると、猫は毛布とかけ布団の間をはいっていき、私の胴体の上をずかずかと歩き、私の足の間に落ち着きます。

 猫が寝る場所まで落ち着くのに時間がかかるので、かかえて布団の中に入れてやると気に入らない様子。必ず布団から出て枕のところまで行き、自分ではいり直します。
 「そんなのよけいなお世話」といわれているようで笑えます。

(毎日こんな風に寝ていると、猫が右肩のあたりから。。。)