9月16日

 首都に来たときいつも宿泊するドミトリーが修理工事中で、あまりのほこりっぽさに様子を見にいっただけで脱出してきました。普段はほとんど意識していませんが、私は喘息もち。ただの土ぼこりではなく、家の中の土ぼこりを吸うと咳き込んでしまいます。
 予想はしていたので、ちょっとこもって報告書やらいろいろたまった書き物をしようとホテルへ。このホテル会員になると半額になるので高級ホテルなのに、普通のロッジとほぼ同じ値段でとまれます。

(セキュリティボックスの前にこんな小箱が)
 広大な敷地にもおどろきましたが、ワードローブにジャケットをかけようとして見つけたのが、写真の小箱。セキュリティーボックスの前においてあったのは、エイズ対策のシンボルである赤いリボンのマークのあるコンドームでした。
 ボツワナに暮らすようになってから1年半がすぎ、エイズ罹患率が世界第二位の国にいるということはいつの間にか気にしなくなっていました。ここでボーイフレンドでもつくろうというなら話は別ですが、普段の生活でエイズ問題が話題になることは稀です。

(ホテルの名前入り特注品)
 ボツワナの公共機関には、コンドームを入れてあるボックスが必ず設置してあるけれど、いつも空だという話は知っていますが、ぴんときていませんでした。ホテルなどにくると、「これは義務付けられているのかな?」といまさらながらエイズが深刻な問題であることに気づかされます。