5月5日

 テレビを見ていないせいか、インターネットが不調だったせいか、ビンラディン殺害のニュースを昨日まで知りませんでした。「ビンラディン殺害で米大統領支持率上昇」の記事を見てびっくりしてニュースを検索しました。
 2001年のテロからほぼ10年。執念というか、よく探し出したと思います。2001年9月11日、帰宅してNHKのBSを見たらニュースの時間帯ではないのに、ニューヨークのワールドトレードセンターが映し出され、なにやら煙が。。。よく見るとABCネットワークが放送している映像です。いつもは冷静な報道で知られるピーター・ジェニングス(*1)の声がうわずって聞こえました。そのうちに飛行機がWTCに突っ込み、あとから一度めの衝突の映像ではなく、リアルタイムで2度目の衝突を見ていたのだとわかりました。
 その後放映されたビンラディン容疑者の静かな眼が気になりました。非常に冷静に見えて何を考えているのかわからない眼でした。彼が死んでもアルカイダの活動は続くと思いますが、たった一人のリーダーを捕まえるために10年というのは長かったと思います。今回のアメリカのビンラディン殺害作戦が新たな攻撃のきっかけにならないことを祈ります。
(*1)ABCネットワークのニュース・アンカー(日本のメインキャスターのこと)
   冷静な報道で知られ、9.11の後過激な報道をこのむアメリカ人から批判をあびる。2005年肺がんのため死去。