11月27日

 午後から結婚式へ。首都Gaboroneから1時間半ほどの村は、首都から西に伸びている道路を右折し、舗装道路がなくなって道も行き止まりになっている場所で、人口300人くらい。プロジェクトのオフィサーの姪の結婚式に招待されていました。

 (白くて大きなテントがメイン会場)

 (聖歌隊とお色直し後の新郎新婦)
 結婚式場は、村の広場に張られているテント。中に新郎、新婦の席がつくられていて、外にも人がたくさんすわっています。
 おもしろかったのは、新郎新婦がお色直しをしたことと(日本と同じでなにやらおかしい)、積み上げられているプレゼントの包みを破って中身を披露し、メッセージを読み上げていたこと。ボツワナは、欧米と同じでWedding Shower(結婚前にプレゼントをあげるパーティ)をひらきますが、ここはかなり首都からかなり離れた村なので、事前に人が集まらない様子。そのため、結婚式のときに贈り物を渡すようです。

写真上:(新婦のお姉さんの子供。せっかくおめかししているのに、結婚式に飽きておままごとをはじめました。)
 それにしても、ボツワナの人は歌が好き。聖歌隊(Choir:クワイア)の白いドレスを着ている人たちは自然にきれいなハーモニーを作り出します。指揮者が音程(ピッチ)を指示し、その後伴奏なしのコーラスが続きます。
 この結婚式は、近代的な結婚式だそうで、新婦のお父さんは、部族長がとりしきる伝統的な結婚式がしたかったんだそうです。新郎、新婦、友人の多くはもうこの村に住んでいないので、結婚式も都会風になっていくようです。

 上の写真は女性用に別に取り分けられていたセスワ(牛肉を塩味だけで長時間煮てつぶしたコンビーフのような料理)、私の分は容器につめておみやげに持たせてくれました。
 因みに結婚式の料理は、普段お弁当として売られているものとメニューはほとんど同じです。金曜の晩、夜中の2時までかかってたくさん(量は多すぎてわからなかったそう)用意したそうです。ボツワナでは結婚式に招待された人が、ほかの人を誘ってもかまわないので結婚式に参加する正確な人数はわかりません。そのため、かなり多めに用意します