9月17日

 オフィスに毎週Daily News(新聞)が届けられます。政府が発行している新聞で官公庁の各オフィスに届けられているようです。今週のニュースに"MoA suspends vegetable imports!!"というタイトルがあり、ちょっと気になりました。何か不良品が見つかって輸入禁止措置がとられたのかと思ったからです。


 記事を読んでみると、「ボツワナの生産農家を守るため」。ボツワナの生産者は、安くて品質の良い輸入品に太刀打ちできないからという理由でした。賛成意見は、「ボツワナの生産者を守るため、なんらかの輸入制限は必要だ」、反対意見は、「消費者に安くて質の良いものが届けられなくなる、レストラン等にも影響が出るだろう」。南部アフリカは連合内では関税をかけずに輸出入が行えるので、関税で国産品を保護するというわけにもいかないようです。
 日本でも安い外国産野菜と競争できないといった国内生産者の事情がよく報道されていますが、ボツワナでも似たような問題があるようです。はたして、私が普段食べているキャベツやたまねぎはボツワナ産? それとも南ア産? 野菜や果物に生産国の表示がないのでわからないのです。というわけで消費者は輸入品、国産品といった選択はできません。