9月5日

 今日は首都から40キロほど離れた養鶏場へ。偶然知り合ったボツワナ人が養鶏場を経営していて見に来てくれといわれた隊員に私たち3人もついていくことになりました。近くのスーパーまで迎えに来てくれ4人トラックの荷台に乗って出発。車の中より見晴らしがよく、よく通っている道なのに、今まで気がつかなかった風景を楽しみました。
 養鶏場は予想以上に大きく、しかも本格的で警備員もいました。敷地にはいるときに車のタイヤを消毒して細心の注意を払っているようです。首都ハボロネに家があるのですが、養鶏場の敷地の中に建てた家に3ヶ月前から住み始めたそう。 養鶏場の中は、一旦シャワーをあびてさらにビニールの合羽のようなものを着ないとはいれないそうで、外からちょっと様子を見るだけでやめました。


 私たちは何をしていたかというと彼の家の中でおしゃべりし、ちょっと庭を案内してもらい、家の食材(養鶏場の冷凍チキン、じゃがいも、にんじん、きゅうり)をつかってチキンの煮込みとポテトサラダをつくって食べ、お茶をご馳走になりました。
 帰りも送ってもらい途中で飲み物まで買ってくれて、とてもいい人でしたが、わたしたちの疑問は、「なぜ、こんなに親切にしてくれるの?」
養鶏場についたら、鶏の世話にいってしまい、彼のいとこが案内してくれて、食事が終わったら送ってくれて彼は送り迎えをしてくれただけ。
ボツワナ人にはめずらしく、自分で事業をはじめて成功しているので、私たちは「ボツワナ人でビジネスを成功している人に会ったのはじめてでうれしい!!」などと話していました。ボツワナの企業はほとんどが外資系で、個人商店は南ア、インド、中国系ばかり。
 しかもボツワナ人にはめずらしく、電話で時間を確認して迎えに来てくれ、帰りもきっちり送ってくれました。なれなれしくもなく、さすがビジネスで成功している人はしっかりしていると話していましたが、なぜ、日本人を養鶏場にさそったかが謎です。一人なら彼女に気があるとかいろいろ考えられますが、そんな感じでもなかったし。(彼の従兄弟のほうは、ちょっとあやしい感じがして、どこかでかけるときは3,4人は一緒のほうがよいと話していましたが)
 で、私たちの結論は若くて成功しているとボツワナ人の女性がよってきてうるさいのでは? でした。 ほんとうに農業が好きで読む雑誌も農業関係のものを定期購読していました。エジプトで研修してきたそうです。政府につとめていたけれど、何もしないで下に命令する人ばかりで2年ほどでやめたといっていました。
 話していると控えめで日本人と話しているような感じ、でも「家の中のもの自由に飲んだり食べたりしていいよ」というところがボツワナ人。
日本に興味がありいつか行きたいといっていましたが、それにしても日本人を何人も招待して楽しいのだろうかという疑問は残りました。
 いずれにせよ、典型的なボツワナ人とはかけはなれているという点だけは間違いないようです。