8月9日

 昨日、ブッシュマンの研究をしている京大の方と一緒に食事をしました。10年ちかくボツワナブッシュマンの生活の変化について研究をされているそうです。もともとブッシュマンボツワナ先住民族ですが、現在のボツワナ人に住む場所をとられてだんだん居住地が減っていったのだそうです。映画のブッシュマンを知っているかどうかで年がわかりますねという話になりました。
 南アに調査用の車を預けていて、南アから車で首都Gaboroneまで来ているそうです。2ヶ月ほどあちこち調査してまた南アまで車で戻りそこから日本行きのフライトに乗る予定とか。
 ブッシュマンの集落では、ブッシュマンの家の中にテントを持ち込んで生活するそうで、帰りに疲れたら寄ってくださいと声をかけておきました。ここではだれか泊まりに来てくれるというのはなかなかのイベントなので、大歓迎されます。
 アメリカのネイティブアメリカンを居住区に強制移住させた話は知っていましたが、同じようなことがボツワナにもあり、たぶん他の国でも同じようなケースはあるのではないでしょうか。政府としても今後の対応は難しいと思います。

 写真はブッシュマンについて描いた本です。