7月31日

 首都Gaboroneで開催されているITEX(Information Technology):29日-31日に行ってきました。規模は大きくないと聞いていましたが、ぐるっと見てまわるだけなら15分くらいで終わりそう。Govermentと企業が出展していましたが、PCとプリンタの展示、DVDドライブの映画を放映、教育コースの案内のようなものばかりでした。

 ボツワナのネットワーク環境を知りたかったので、政府のシステムインテグレーションをやっているという会社、大学などのブースで話を聞いてみました。ローカルネットワーク(職場内のネットワーク)にウイルスが蔓延しているなんてありえないなどといっていましたが、私の職場でUSBメモリ2本で1000以上のウイルスを持ってきた人がいます。また、毎日定期的に作動しているウイルス対策ソフトは一日平均100以上のウイルスを見つけています。

 ウイルスが蔓延している状態ではネットワーク内でディスクの共有(現在はしていません)などはほとんど不可能でしょう。それに、教育コースのパンフレットの内容を見てボツワナでコンピュータ技術を習っても実務はだめという原因がわかった気がしました。
 教育コースの内容は、詳細な項目を網羅していて日本のものと変わりありません。ただ、コースのoutcom(成果)のところに書かれている項目をみると
 ・Explain what TCP/IP is
 ・Exprlain what IP addresses are
などど、知識を披露できるようになることが目的。
 コンピュータ用語は略語もたくさんあり、説明するのは毎日コンピュータを扱っているエンジニアでも難しいときがありますが、それだけでは、コンピュータは使えないと思います。
 職場に来ているUniversiyt of Botswanaの学生(インターン)が、ウイルスソフトの手動の更新ができない理由も何となくこのような教育内容にあるような気がしてきました。
 この展示会は木、金、土、3日開催予定でしたが、木曜に行ってみたらまだ準備中、土曜日に行ったらもう片付けていたそうです。私は金曜日にいったのでラッキーだったようです。