5月8日

 今朝は8時からドライビングレッスン。日本のようにちゃんとした教習所があるわけではなく、大きな道路脇の草むらの中にコーンを立てそこで縦列駐車や車庫入れの練習をしています。
 なぜ、私たちSV3人がドライビングレッスンを受けているかといえば、3月の突然の法律改正で外国の免許証をボツワナの免許証に書き換えることができなくなったからです。4月19日にDepartment of Transportation(日本の陸運局のようなもの)に免許の申請に行って先月から外国免許からボツワナ免許への書き換え制度はなくなったと聞かされました。それからが大騒ぎ。
 日本に一時帰国する調整員に免許を託し、それぞれの実家で国際免許証の代理申請をしてもらうことになりました。国際免許は1年で切れるため正式なテストを受けて免許をとったほうがよいだろうという結論にいたり、それで、筆記テスト用の本を買い、ドライビングレッスンをはじめました。教官は、Department of Transportに勤める試験官でサイドビジネスで教えています。
 ボツワナ政府はこの制度改正を各国大使館にまったく知らせていなかったため、あちこちの大使館から非難があいつぎ、結局元の制度を復活させるのではないかとの話が伝わってきました。試験を受けなくてよくなれば、ドライビングレッスンは適当に切り上げようと3人で話合いました。私はマニュアル車を運転したことがなく(ボツワナの試験はマニュアル車のみ)、また右ハンドルの車で走ったことがないので、ドライビングレッスンは役立ちそうです。ほかの2人には無駄でしょう。ギアの変え方以外のハンドルさばきは意外に覚えていてほっとしました。それにしても、この件では事務所の現地スタッフにもいろいろ調べてもらいました。
 私の家は勤務先からかなり離れていて(5,6キロ以上あり山をひとつ越えた先にある)、しかもバスもコンビ(乗り合いバス)もありません。道路を走っている乗り合いタクシーをつかまえる以外、交通手段がありません。自転車も借りてきていますが、車でも急な坂に見えるので無理そうです。
 免許証の件が一段落したら、今度は車を買うかどうかの判断をせまられそうです。