5月14日 

 シューマンアラベスク
 テレビのBGMに流れていたピアノ曲を聴いて、「たぶんアラベスク」と思い、自信がなかったのでネットで曲を確かめました。
 ついでに楽譜もダウンロード可能だったので印刷してみました。

 シューマンピアノ曲にはめずらしくC Durですが、ぱっと楽譜を見たときに主旋律がどこだかわからない曲なのでよく覚えていました。 
 なぜよく覚えているかというと、この曲あたりから、私が習っていたピアノの先生は弾いてみせてくれないのと、どこがポイントなのかをうまく説明できないことに気づきはじめたからです。小学生とはいえ、意外とそういうことはばれるもののようです。声楽家卒業で地方都市ではピアノを教えていたのだと思います。

 要するに私がお手本をみせてほしいときに、見せることができなくなったあたりのレベルの曲でした。徐々に不満が大きくなっていき、結局習うのをやめてしまいました。

 以前、オケの友達に「ピアノを習っている人どうしてある一定のレベルにくるとやめてしまうの?」と訊かれたことがありますが、理由は大きく分けて2つだと思っています。

 1つは、4,5歳でピアノを習い始めると、小学6年生あたりで表現力の必要な曲くらいまで来てしまい、小さい頃から習っている先生がお手本を弾いてみせられないこと。そのため先生を変わろうとすると音大受験が当たり前の先生につく必要があります。
 もう1つは、そのころ中学受験を控えているのでやめる子が多いこと。姉が中学の受験でピアノをやめています。
 私の場合、中学入試は気にせずにピアノを習っていましたが、モーツァルト 545の3楽章の弾き方で私がいらつき、結局やめてしまいました。私の場合音大へ行く気は(才能もなかったですが)なかったので、ある意味当然の結果だったような気がします。

 習うのをやめてしまってから気づいたのですが、易しいピアノ曲でもきれいに弾いて見せられる先生は少ないような気がします。

 楽譜が出てきたので押入れからキーボードをひっぱりだして練習みようかなと思っています。