5月12日

 このところATPテニスツアーの試合を見ながらパソコンを使っているときが多いのですが、テニスの試合予定をパソコンで調べていたら、「プロテニス選手の4割が年間1ポンドもかせいでいない」という記事を見つけました。
 テニスのツアーは世界各地を回る上、オフシーズンが12月だけ。(トップ選手でなければ11月もオフですが)しかも試合の勝ち負けで早く次の試合場所へ移動する場合もあるという、予定がころころかわり世界旅行をしているようなもの。なかなかきびしい職業です。

 さらに、4000人(男子のテニスプレーヤーの場合です)のうち、一部のトップ選手だけが稼ぎ、その収入格差が下の選手ととても大きいスポーツなのだそうです。しかし、稼いでいなくてテニスツアーに参戦し続けるって、どうやって生活しているのでしょう?
 テニスの場合、1人だけで移動し、試合に参加している選手はまずいないはずです。トレーナーや練習パートナーなしにやっていけないはずです。家でテレビを見ながら、「プロ野球やゴルフよりも移動距離と日程がきびしいよね」と話していたことがあるのですが、これで稼げないってきびしすぎないですか?
 この記事は、下のランクの選手でも試合に出れば報酬が得られるようにシステムを変えるべきだという意見が載っていました。
 学校で「自分の好きなことを職業に出来る人はほとんどいないのだから、就職はある程度妥協するべきだ。」と就職指導をしているのですが、
 「好きなことを仕事にしても1銭も稼げないのはつらすぎるのでは?」と思います。