5月11日

 動物病院の細長い待合室で、私の座っている反対側の端から私のいる側へ移ってきた人がいました。割と待合室は空いていたので席をなぜ移ってきたのだろうと考えていたら。。。

 私に話しかけて来ました。きっと猫を飼っているんだろうな?と思ったら、やっぱり腎臓結石の猫を点滴のために連れてきている人でした。このごろ、点滴だけなので割りと待ち時間が少ないためと、混んでいない時間に離れた椅子にすわっていることが多いので他の人とほとんど話していませんでした。

 でも、毎週4回きっちり通っているので他の人から見れば、いついっても見かける人のようです。「前もお見かけしました。」といわれてたいてい週4回通っているというと、最初おどろき、その後家ではどうしているかと聞かれます。
 病院へ通っても家でペットの世話をするのは大変です。「トイレどうしていますか」とか、「ご飯は何を食べさせていますか。薬はどうやって飲ませていますか。」などがよくある質問です。

 病院の対応に不満はなくても、ペットを抱えている不安は病院へ通ってきていても解消されないのではないかと思います。
 私自身、猫の眼が見えなくなったとき、ベランダから屋根に降りられないようにネットをはる、次に2階の階段に柵をつける、トイレシートを部屋中に敷き詰める、などいろいろ工夫してきました。

 こういったことは病院で教えてもらえません。
 でも、日常生活では、こちらのほうが大変な場合が多い気がします。

 きっと話しかけてきた女性、だれかと話したかったのだと思います。最後にお互いの猫が診察室から戻ってきたところでお互いに猫を紹介して別れました。まだ、7歳だというので回復するといいんですが。。