1月26日

 琴奨菊が優勝したことで火曜日の今日もニュースで話題になっています。
 長年けがに悩まされてきた琴奨菊関が独自にトレーニング方法を考え体調を整えて優勝できたことはとてもよかったと思うのです。が、どうして10年ぶりの日本人力士優勝でそんなに喜ぶのか、私は疑問に思っています。
 実力の世界で強ければ優勝もできるし、横綱になれるのは外国から来た力士たちが証明しています。言葉も習慣も違う国でがんばったのだから、日本人よりも努力していると思うのですが、なぜ日本人にこだわる?
 日本人に優勝してほしいと、インタビューに答えている女性の中で自分の息子に力士になってほしいと思っている人はいったい何人いるのでしょう?
もはや、外国人力士抜きに大相撲は成り立っていかないのに、かならず、次は日本人の大関横綱という声が大きいのは国技であるという意識が強いからなのか、外国人にトップに立ってほしくないという気持ちなのか。。。
 昔、ホームラン記録(王貞治氏による)を更新させないようにバースにストライクを投げなかったという作戦を実行したプロ野球。その後時代がかわってバレンティンが記録を更新しましたが、大相撲もそうなってほしいなと思います。
 相撲が人気のスポーツになるように普及活動をする必要はあると思うのですが、日本人だから?という理由で喜ぶのは違うと思っています。