7月7日

 今日は七夕。梅雨なので当然天の川は見えません。今日は猫のNanaちゃんの誕生日。18歳になりました。何年生まれか覚えているのは、私がちょうどボストンにいた年で、この猫が子猫だった時期を見ていないから。
(1年間実家完全に実家に帰っていない年は他にはないため)
 2年前に目が見えなくなり、最近は光も感じられないようですが、意外と元気に暮らしています。
 私が実家に帰ってきて3年。何のためにニャーニャー鳴いているのかわからない状態から、「ブラッシング」、「布団を敷いてほしい」、「チキンのあらほぐしがほしい」、「トイレ」などいつのまにかわかるようになりました。
 人間でいえば、90歳。ドライタイプのキャットフードは硬すぎてたべられなくなり(プロセッサーで粉末にしています)、食事は少量を回数を増やして食べさせるため、夜中2回起きる必要があり、長く家を開けられません。さらにトイレで用を足すと夜中でも律儀に私を呼びにやってくる几帳面さを発揮するので夜は安眠不可能。
 年をとってからの生活環境の変化に適応できるかどうか心配していましたが、猫とはいえ、意外な適応能力。年をとった人間と違うところは、嗅覚が衰えても、耳はとても良いこと。えさのにおいで皿の位置はわからないのに、猫缶を開けるとやってくるし、誘導して歩かせるときは手をたたけばついてきます。
 おもしろいのは、自分で布団にもぐろうとすること。いつも寝る場所は決まっているので、抱いてその場所に寝かせてやると、怒って布団の外に出てしまいます。布団の縁に沿って歩き、枕の位置を確認して自力で寝たいところにはいりたいと主張します。「余計なことはしなくてもよい!!」とお年寄りに言われているような気分です。

(丸くなって寝ているとほぼ真っ黒。長生きしてね)