4月23日

 「エクソフォニー」という本を我家で見つけました。
  ドイツ語で母語の外に出るという意味だそうです。
 作者の多和田葉子は、ドイツ在住でドイツ語で小説を書いている作家。日本で芥川賞を受賞しているので日本で作家として活動していてもよいはずですが、どうやったらドイツ語で小説がかけるようになるんだろう?と私にはとても不思議です。
 エクソフォニーとは、母語の外で生活することを意味するので、外国で暮らしていても、日本語で生活していたらエクソフォニーにはならないのだそうです。
 そうすると、ボストンで暮らしていたときはエクソフォニー、ボツワナは、平日はエクソフォニー、週末はエクソフォニーではない生活をしていたことになります。
 私の場合、完全に日本語のない生活になれば、それで暮らしていけそうな気もしています。海外にいて日本人と話しているほうが不思議な感じです。長く日本語以外を使って生活すると、どのくらいで日本語を忘れるかな?という点に興味があるのですが、 まだ実際に体験できる機会は訪れていません。