7月20日
旅行者の朝食(米原万里著)を読みながら、笑い転げていました。
この本の中に出てくるあちこちの食べ物にまつわる話もおもしろいけれど、この中で東海林さだおのxx丸かじりシリーズの話で笑ってしまいました。
外国で暮らしている人に、「たくあんの丸かじり」の本をあげてきたら、うらまれた話。
あまりに生き生きとたくあんを食べる様子が書いてあるのでたくあんが手にはいらない国に住んでいる日本人にとってはうらめしいことこのうえない話だからという理由。
このシリーズ、ちらっと読んだことがあるだけですがほんとおもしろい。
ただし、私は日本食に思いいれがなさすぎて、日本食が恋しくなったりはしません。
もともと自他ともに認める肉食動物である私は、肉の値段の安い国に住んでいるほうがありがたい。豚の腿肉1本(4キロ)が1000円ちょっとで買える国のほうがうれしいくらい。
ボツワナで牛タンにいたっては、1本1キロで400から500円で買えてうれしくなり、常に冷凍庫に調理済みの牛タンを入れておいたほど。
新鮮な魚が食べられない国はたくさんあるけれど、肉にありつけない国は世界中ほとんどないはず。(鶏くらいは手にはいる)
個人的には肉食が好きな人のほうが外国で暮らしやすい気がしています。
ただ、ないものが食べたくなるのは習性なのか、宇都宮で手にはいらない食材をときどき思いうかべては、うらめしくなることがときどきあり。