3月10日

 自由な時間はあと1週間しかないと思いつつ、翻訳をしています。
 技術系の翻訳をしていると、昔の人はよくまあこんなにたくさんの用語を日本語にしたな!!と感心してしまいます。
 インターネットが発達した現在、もう新しい言葉は表記をカタカナにしただけのものが多いのですが、数学、物理学などの用語はかなり昔に日本語の技術用語が決められています。
 奇数
 偶数
 なんて聞いても当たり前と思っていますが、英語のodd number even numberを日本語にしたもの。よく考えたというか、だれか決めたのだろうかという疑問も湧いてきます。
 おもしろいのは医学用語、意外と日本語を英語にしたものも多いのです。
 どちらが先に新しい用語を使い出したかによるのでしょうが、火山学とか地震学も日本語をそのまま使用、または日本語を英訳したものがあり、
なかなか、英語と日本語を比較するのは、おもしろいと思います。

 コンピュータは、ほとんどが英語をカタカナにしているだけですが、画像処理分野の用語は例外。技術用語が日本語でそろっているものが多いのです。これは、画像処理分野で活躍した大学の先生が1980年代の前半くらいまでに画像処理技術の本をかなり書いているためだろうと思います。

 時間があったら、どの分野が英語から取り入れている単語が多いのかをちょっと調べてみたいと思っていますが、とりあえずは納期がせまっている文献に専念したほうがよさそうです。