11月7日

 朝オフィスでインターネットのGoogleのページが表示されたとき、なんとなく見覚えのある絵(実験器具の前で本を読んでいる女性)があり、すぐだれかわかりました。
 画像の説明はマリー・キュリーの144回目の誕生日(生誕144年)。小学校の図書館で伝記を読みあさり、その中に彼女の伝記もありました。
 小学校の文集に「将来何になりたいか?」コーナーがあり、「物理学者になりたい」と書いたのは彼女の伝記を読んだ影響だろうと思っています。その当時授業を毎日聞いているのは退屈だったので、机に向かって座っていなくてよい職業にあこがれたという、いたって単純な発想でした。
 私が「将来何になりたいか?」という文集をつくったときのことをよく覚えているのは、当時の先生の言葉がひっかかっているから。
 生徒の書いた文章を1人1人チェックし、「こんなものになれるわけないじゃない!! 書き直しなさい」とコメントされた生徒がいたからです。
 「物理学者」と「大学教授」で何が違うのか?
 「大学教授」と書いた生徒が、「そんなものなれっこないでしょ」といわれ、どう書き直したのかは覚えていませんが、素直に作文を書いたりしなくなったのも事実です。
 何十年たっても、覚えているということは、子供にとってショックなコメントだったのではないかと思います。