9月14日

 「AとBは飼育員を見ると、鼻を空中にあげました。」
 「彼の皮膚は固すぎて注射針が刺さりませんでした」
  例文をみたところで、英語の教科書の話が何なのかわかったのですが、
  この文の出てくる箇所は例文だけで原文を通して読んでいません。
 
  第二次世界大戦中、陸軍が上野動物園の動物を殺すように命令し、象は匂いに敏感で毒入りえさを食べず、薬殺も、銃殺もできなかったので餌をやらずに餓死させた話です。

  飼育員をみかけると象が鼻をあげてごはんをねだったシーンが、我が家の猫のえさをねだるシーンと重なってしまいとても読めませんでした。

 この教科書の不思議なところは、文法的なポイントを入れていない章もあるのに、なんとこの悲しい話に、かなり頻繁に使う表現がはいっているのです。
 文法の説明に使う例文は別に簡単なものを利用し、この話は
 ストーリーとしてさらっと終わらせてほしかったと思います。

 It is too difficult for me to read this book,
で十分なんじゃありません?
 象の皮膚に注射針をさすところで例文にしなくてもいいのに。。。