5月30日

 象のはな子の一生
 5月26日にニュースでタイから寄贈された象が69歳で死んだと報道されました。
 井の頭動物園の人気者だったとニュースで流れていたのですが、違う情報を以前聞いたことがあってちょっとひっかかっていました。
 日曜日の夜調べてみました。

 主なトピックは3つ。
 1.
 はな子は、タイから寄贈され上野動物園で暮らし、その後井の頭動物園に移されます。1頭だけになってストレスから凶暴になり2人死亡させたため、鎖につながれ体重が落ち、歯が何本も抜けた状態になってしまった。この状況を現在の飼育員のお父さんが鎖をはずし、面倒をみて人になつくまで6年かかったとのこと。
 2.
 年をとってからまた凶暴な面がみられるようになったため、飼育員が直接接しない飼育法に切り替えたこと。
 3.井の頭公園のはな子の飼育環境が劣悪でネットで避難されていること。
  (はなこをもっとよい場所に移そうという運動までありました)

 なんだか人間の都合で不幸な一生を送ったとしか思えません。
 日本の動物園は衛生管理と食事は抜群なのですが、年をとったはな子の皮膚はもうしわしわで見ているだけで胸がつまる思いになったのを記憶していました。
 上野動物園なら複数の象がいてもっと幸せに暮らせただろうに、なぜ井の頭動物園に移したのでしょう。スペース的にも上野動物園のほうが広かったように思います。「xx動物園に目玉の動物がいないから」という理由はあまりにもかわいそうだと思います。

 はな子にかぎらず、動物をせまいスペースで飼育している場所はきらいです。登別温泉の熊牧場もせまいスペースにたくさんの熊がいて排出物の臭いがいっぱいでかわいそうだと思いました。

 もっとあちこちの動物園を観察してネットで改善運動を盛り上げたほうがよいのかもしれません。