1月3日

 外来語はどうやって取り入れるか?
 日本に昔羊がいなかったのですが、羊という漢字も漢字語圏からちゃんとはいってきています。
 今でこそ、外来語などといっていますが、言葉の多くは外国からはいってきているものです。

 おもしろいな?と思ったのは、ボツワナの現地語ツワナ語の単語でした。
 ボツワナでは、ツワナ語は国語ですが、公用語として英語も併用しています。
 政府の公式文書は、英語。なぜなら現代社会の法律用語などはツワナ語になく、説明するしかなくなるからです。

 例えば、養育義務は、「親が子供を育てなければならない義務」 のような長い説明になってしまいます。

 また、もともとボツワナになかった物の名前は、
 何か他の言葉を借用しているようです。
 
 トマトは、「Tamate」
 みたいな、ちょっと発音がツワナ語風に変わっています。

 ツワナ語には、夫、妻というような言葉がありません。
 xxの女
 のような言い方。
 これは、結婚を前提としていなかったためなのかもしれません。

 鶏肉は
 nama ya koko
nama が肉  ya がof
koko が鶏 
 meat of chicken
のような感じ
 馬も pitse なので、いかにも外来語

 日本語のように、中国から漢字をたくさん取り込んでしまっている言葉と
 違って、わかりやすい感じがします。



 日常語として使われている言葉でも、足りない単語がたくさんあるツワナ語。
 そのため、そこらじゅうに英語をとりまぜて話すので、なかなかわかりにくいのも確かです。
 ツワナ語の場合、英語は外来語と思っていないようです。