9月13日

 頼んでいた写真がボツワナから届きました。私がボツワナを出発する朝、車でかけつけてくれたカウンシルの元オフィサーの写真です。
 私がはじめて勤務先にいってみるとオフィスがなく、居候させてくれたオフィサーです。その後もいろいろなことでお世話になり、たぶん彼女がいなかったら、職場での生活はかなり違ったものになったと思います。
 彼女がディストリクト・カウンシル(日本の県庁にあたります)をやめたあと、一人であちこち走り回り、それはそれでよい経験だったのですが、上のポジションの人を知っているかどうかは仕事のやりやすさにかなり影響がでます。
 彼女は、お父さんがジンバブエ人、お母さんがボツワナ人。働き者のジンバブエ人と人の良いボツワナ人の良いところを持っている人でした。
 そんなにいつもお世話になっていたのに、彼女の写真を私が持っていなかったのには理由があります。私の所属していたプロジェクトのため、中央政府から派遣されていたオフィサーが妙に彼女に対抗心を燃やしていました。やきもちをやくため、2人だけの写真をとることができなかったのです。3人でとるのはスケジュールのつまっている2人一緒というのは難しく、とうとう実現しませんでした。お土産とかプレゼントとか2人にあげないとあとでもめるので結構気をつかいました。
 結婚式にも招待してくれたので、あのときとればよかったと後悔したのですが、後の祭り。彼女は12月いっぱいでカウンシルを退職してしまったので、落ち着いてお別れをいう暇もなく、出発の日を迎えてしまいました。2人でしっかりはぐはぐした後、見送りにきた日本人が写真をとってくれていたのがこの写真です。

(Ms.Ghandi:ボツワナ南部県庁の元局長さんです)